「阪神カップ」の穴馬探しをお届けします。
阪神カップは12月25日(土)に阪神の芝1400mで行われるG2重賞です。
土曜施行ですので早速、阪神カップのレース傾向を幾つかお伝えしましょう。
【ポイント1】「前走の距離」に明確な傾向アリ! |
→近10年の「前走距離」別の成績を診てください。
前走から距離短縮 複勝率24% 6.6.7.60
前走と同距離 複勝率12% 2.1.2.36
前走から距離延長 複勝率12% 2.3.1.46
このように、前走から距離を短縮してきた馬の成績が非常に優秀です。パワー要素求められるタフな当レースですが距離に関しても、直近でやや長めの距離を使って
いたような「スタミナも程々に備えている」馬のほうが、当レースに対応しやすいということなのでしょう。
メンバーレベル、レースレベルともに上がった近年は、よりレースの質がシビアに
なったのか、当傾向が一層顕著に。ここ2年は下記のように短縮馬が1~3着を独占中です。
19年1着 グランアレグリア (1番人気)前走1600m
19年2着 フィアーノロマ-ノ(3番人気)前走1600m
19年3着 メイショウショウブ(10番人気)前走2000m
20年1着 ダノンファンタジー(4番人気)前走1800m
20年2着 マルターズディオサ(6番人気)前走2000m
20年3着 インディチャンプ (1番人気)前走1600m
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【ポイント2】「前走の着順」に明確な傾向アリ! |
→近10年の当レースの前走着順別の成績を診てください。
前走1着馬 複勝率 5% 1.0.0.20
前走2・3着馬 複勝率35% 1.2.4.13
前走4・5着馬 複勝率22% 4.1.1.21
前走6着以下 複勝率15% 4.7.4.88
このように前走1着馬がきわめて不振です。
当レースは、短距離・マイルのG1戦線が落ち着いた後に行われる一戦ですから、そんな短距離マイルのG1で全力で走ってきて勝ちきってきた馬では、このレースの段階では余力に乏しい、ということなのでしょう。
また下級クラス戦を前走で勝ち切ってきた馬では、単純にレースのレベル的に厳しくなる面があるというコト。
つまり、阪神カップは前走1着馬の好走が難しくなる「事情」があるレース、という
ワケです。前走1着馬は少し評価を下げたい一戦。
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【ポイント3】関東馬が大健闘 |
→近10年の東西所属別成績は下記のとおりです。
関東馬 複勝率27% 7.4.2.36
関西馬 複勝率14% 3.6.8.106
このとおり、関東馬が非常に好アベレージ。
ほぼダブルスコアです。
この時期の中山には芝1400mの設定自体がありません。ですからこの距離にこだわって西下してくる関東馬の勝負気配は強い、というコトなのでしょうか。
ただ、春の阪急杯も同じように関東馬が健闘していますから、阪神芝1400m重賞=
伝統的に関東馬に合うレース条件、ということなのかもしれません。
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