「ダービー卿CT」の
穴馬探しをお届けします。
ダービー卿CTは
4月2日(土)に
中山のマイルで
行われるG3重賞です。
G1安田記念への
ステップレースの1つ。
土曜施行ですので
さっそく当レースで
大切なポイントを
6つお伝えしましょう。
【ポイント1】最内枠の馬が不振 |
→近10年の当レースの
枠別成績を診てください。
1番枠 複勝率 0% 0.0.0.10
2~5番枠 複勝率25% 4.4.2.30
6~10番枠 複勝率26% 5.2.6.37
11番枠から外 複勝率12% 1.4.2.52
このように「外枠」が
不振ですが、それ以上に
「1番枠」がまったく
好走できていません。
中山マイル=発馬後に
すぐコーナーを迎える
変則コースゆえ最内枠の
馬は有利…と考えては
いけないのです。
ゲートを出てすんなり
先手主張できる馬なら
まだしも、番手以降に
構えて進めたい馬に
とって、中山マイルの
最内枠はむしろ諸刃の剣。
外から次々と他馬に
被されたり、前に他馬に
入られたりして意外に
厳しくなることも多く
なかなか挽回するのが
難しいため、せっかくの
1番枠が仇となるコトも
けっこうあるのです。
ましてや当レースは
各馬がテンからずっと
ハイスピードで駆け続ける
重賞ですから尚更。
1番枠の馬を必要以上に
過信するべからずです。
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【ポイント2】「下克上」に要注意 |
→近10年の出走馬の
前走「格」別の成績を
診てください。
G1 複勝率 0% 0.0.0.3
G2 複勝率18% 0.2.2.18
G3 複勝率18% 4.4.3.51
オープン 複勝率13% 1.3.3.47
条件戦 複勝率41% 5.1.1.10
このように
前走でG1・G2重賞を
使った馬が未勝利。
いっぽう、前走で
3勝クラス以下の
いわゆる「条件戦」を
使っていた馬が5勝。
複勝率も何と41%です。
昨年も「該当馬」の
テルツェットが勝利1
17~19年も条件戦組が
3年連続連対。完全に
下克上モードとなっている
レース、なのです。
前走でG1やG2を使って
いたような「格上馬」=
ココで不当に重いハンデを
背負ったり、安田記念を
見据えて半端な仕上げで
出てくるコトがけっこう
あります。
しかし前走で条件戦を
使っていたような馬=
ココでのハンデは総じて
恵まれますし、今後を
見据えて賞金上積みへの
モチベーションも高めな
ケースが多め。
そんな
当レースならではの
「状況」が、この傾向を
生んでいるのでは…と
思います。
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【ポイント3】大型馬がやたら強いレース |
→近10年の当レースの
体重別・成績を
診てください。
479キロ以下 複勝率17% 4.1.3.40
480~519キロ 複勝率15% 2.6.5.74
520キロ超 複勝率38% 4.3.2.15
このように「大型」馬が
圧倒的な好アベレージ。
特に2017年~2020年は
大型馬が4連勝しました。
17年1着 ロジチャリス 560キロ
18年1着 ヒ-ズインラブ 522キロ
19年1着 フィアーノロマーノ 540キロ
20年1着 クルーガー 530キロ
要パワーのレースで
現れがちな当傾向ですが
このレースがそれだけ
パワーが必要である、と
いう証なのでしょう。
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