「カペラS」の穴馬探しをお届けします。
カペラSは12月12日(日)に中山で行われるダート短距離重賞です。さっそく、当レースのポイントをお伝えします。
【ポイント1】休み明けの馬があまり走れない |
→全13年の好走馬39頭の
うち、じつに35頭が
「前走から中6週以内」の
詰まったローテーションの
馬でした。
もともと仕上がりが
遅めで休明けは動けない
大型馬が多い、ダートの
短距離路線。
カペラSはJRAにおける
その路線の最高峰戦ゆえ
なおさら、このように
「使い込んでいる馬ほど
好走している」傾向が
顕著に現れている、と
いうことなのでしょう。
前走から中7週以上の
間隔が空いている馬は
少し評価を下げるくらいで
丁度いいかもしれません。
【ポイント2】牝馬は苦しい |
→全13年の牡牝別の
成績は下記のとおり。
タフなレースゆえという
ことか、かなり牝馬が
苦戦しています。
牡セン 複勝率20% 9.10.9.109
牝 複勝率10% 1.0.1.19。
【ポイント3】とにかく流れが速くなる! |
→中山ダート1200mは
前傾ラップで流れる事が
多い、タフな舞台です。
カペラSは、その舞台で
行われる「最高峰戦」。
ですから、流れは
とてもシビアです。
べらぼうに
テンが速くなります。
レースの質は
相当タフになります。
全13年の前半600m-
後半600mのラップを
診てください。
08年 32.7-36.0 前傾 3.3秒
09年 33.6-36.0 前傾 2.4秒
10年 33.0-36.7 前傾 3.7秒
11年 33.7-35.4 前傾 1.7秒
12年 34.2-36.6 前傾 2.4秒
13年 34.3-36.4 前傾 2.1秒
14年 33.3-36.2 前傾 2.9秒
15年 32.5-37.2 前傾 4.7秒
16年 33.3-36.9 前傾 3.6秒
17年 34.0-37.0 前傾 3.0秒
18年 33.4-36.8 前傾 3.4秒
19年 32.9-36.4 前傾 3.5秒
20年 33.2-36.6 前傾 3.4秒
テンが32秒台で流れた
年が3度もあります。
3秒以上の前傾ラップに
なることもザラ。
その結果どうなるかと
いえば…単純な話ですが
逃げると不利で、逆に
差し馬が多く台頭します。
全13年の1・2・3着馬の
「脚質」を診てください。
左から順に
1・2・3着馬の3角位置です。
08年 12 14 09
09年 04 02 04
10年 05 09 06
11年 02 08 03
12年 14 10 16
13年 04 12 15
14年 01 12 07
15年 14 04 16
16年 01 06 04
17年 05 09 05
18年 13 01 08
19年 04 11 06
20年 03 10 02
このように36頭のうち
22頭が3角で「6番手より
後ろ」にいた待機馬。
そして、3角で先頭に
いた馬の好走は3頭だけ!
直線の短い中山での
ダート短距離重賞ですが、
基本的に「逃げると不利な
差しレース」と認識して
おくコトが肝要でしょう。
前走で逃げていたり、
3角2~3番手で積極的に
運んでいたりしていた馬は
少し評価を下げるくらいで
いいのではないでしょうか。