「阪神ジュベナイルF」の穴馬探しをお届けします。
阪神ジュベナイルFは12月12日(日)に阪神芝1600mで行われる2歳牝馬の限定G1です。さっそく、当レースのポイントをお伝えします。
【ポイント1】カギを握るのは「マイル勝ち」実績! |
→各予想メディアで取り上げられるコトが少ない、当レースの「鉄板法則」から
ご紹介します。
とにかく下記を診てください。
マイル勝ちあり 複勝率27% 9.7.7.62
マイル勝ちナシ 複勝率 8% 1.3.3.86
これは、近10年の出走全馬178頭を、「阪神JFまでにマイル戦で勝った実績の有無」で分けた成績データです。
このように、驚くほど差がついています。
阪神JFまでに「マイル勝ち実績」があった馬のほうが、断然走っているのです。
経験の浅い2歳牝馬のレースですから、単純に「今回と同質の流れになるマイル戦」で勝ってきた実績が、そのままアドバンテージとなっているのでしょう。
逆に忙しすぎる流れの1400m以下のレース、(2歳戦の場合は特に)落ち着きすぎる流れの1800m戦でしか勝っていない馬では厳しいというコトになります。
何はともあれ、まずは出走各馬の「マイル勝ち実績」を要チェック!
【ポイント2】前走で凡走した馬が全く蘇らないレース |
→これも鉄板法則です。
阪神JFでは「前走で4着以下に敗れた馬」が全く復活しません。
近10年の出走馬178頭の前走着順別・成績を診てください。
前走1着 複勝率23% 8.8.5.70
前走2着 複勝率25% 2.1.3.18
前走3着 複勝率13% 0.0.1.7
前走4着以下 複勝率 4% 0.1.1.53
このように、前走4着以下の馬はほぼ壊滅状態。
いくら何でも、これほど極端な傾向があるG1は他に無いでしょう。
いったん「リズム」を崩すと、立て直すのが牡馬以上に大変なのが牝馬。しかもココはまだ繊細で弱い2歳の牝馬によるレースです。
また、2歳G1が2つありメンバーが分散する2歳牡馬のG1とは違い、2歳牝馬G1の当レースはメンバーが揃います。
ゆえに、前走凡走馬が当レースで変わり身を見せて好走するのは簡単なことでは無い、ということなのです。
【ポイント3】「1200m経験馬」は勝てない |
→近10年の勝ち馬10頭はすべて「それまで一度も1200mを走ったことがない馬」でした。
つまり、1200mをあえて使ったことがある馬では、マイル戦の当レースでは適性的にも折り合い的にも厳しい、というコトになります。