「有馬記念」の穴馬探しをお届けします。
有馬記念は12月26日(日)に中山で行われるグランプリレースです。
さっそく、今年の有馬記念のポイントをお伝えします。
【ポイント1】中山・阪神内回りのG1・G2での連対実績が欲しい(2500m以下) |
→近5年の有馬記念で馬券圏に好走した15頭のうち10頭が、それまでに「中山・
阪神(内回り)の芝2500m以下のG1・G2重賞で連対した実績」を持っていた馬でした。(★印の馬)
16年1着 サトノダイヤモンド
16年2着 キタサンブラック ★
16年3着 ゴールドアクター ★
17年1着 キタサンブラック ★
17年2着 クイーンズリング ★
17年3着 シュヴァルグラン
18年1着 ブラストワンピース
18年2着 レイデオロ ★
18年3着 シュヴァルグラン
19年1着 リスグラシュ- ★
19年2着 サートゥルナ-リア★
19年3着 ワールドプレミア
20年1着 クロノジェネシス ★
20年2着 サラキア ★
20年3着 フィエールマン ★
このように15頭中、3分の2の10頭が「該当」。
近年の有馬記念では「中山・阪神内回りの極端な長距離ではないG1・G2重賞で連対した実績のある馬」が多く好走しているのです。
当該コースの中山、急坂やトラックの形態が中山と似ている阪神内回りコースでの極端な長距離ではないG1G2で好走してきたいわば「適性と実績を両方備えている馬」が多く好走しているのが有馬記念というコト。
昨年もヒモ穴をあけたサラキアを含めた
1~3着馬が、当条件を満たしていました。
まずは、これが有馬記念の予想における
最初の「ふるい」となります。
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【ポイント2】3歳馬に要注意? |
→近10年の馬齢別成績は下記のとおり。6歳超の連対が1度もありません。
3歳 複勝率36% 4.2.2.14
4歳 複勝率20% 2.5.2.36
5歳 複勝率21% 4.3.5.44
6歳超 複勝率 3% 0.0.1.33
ですので、たとえば馬連を普通に買うとしても現実的に狙えるのは
5歳馬まで、ということになります。
ただ今年留意すべきはやはり「3歳馬」。
今秋の中山・中京以降、先週までに行われた
「芝1800m以上における3歳・古馬混合重賞」での馬齢別成績を診てください。
3歳 複勝率56% 3.1.1.4
4歳 複勝率29% 5.6.5.39
5歳超 複勝率12% 4.5.6.106
このように、今秋は3歳馬が古馬相手の中長距離重賞で非常によく走っています。
短距離やマイルでも3歳馬が活躍中ですが中長距離重賞でも3歳馬が全く侮れない
存在と化しています。
そんな今年の競馬の「流れ」を鑑みれば、有馬記念でも3歳重視=
悪くないアイデアです。
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【ポイント3】「乗替りナシ」の馬が1着候補? |
→近10年の「前走からの騎手の乗替りの有無」別の成績は下記のとおりです。
乗替りなし 複勝率20% 8.5.5.70
乗替りあり 複勝率17% 2.5.5.57
複勝率で診るとわずか3ポイント差ですが、注目は乗替りなしの馬が
10年で8勝していること。
3着以内確率の比較ならともかくとして、
「継続コンビの馬」が勝ち切るのが有馬記念、というワケです。
成熟した人馬のコンビが勢揃いするグランプリ。
ですから「乗替り」=有馬記念で勝ち切るためには減点材料となるのです。
今年は有力馬を含めた半数の馬が、乗替りで出走する見込みです。
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【ポイント4】血統的にはこの3系統に注目? |
→今開催の中山ではここまで芝2500m戦が2クラ行なわれました。
好走馬6頭の血統傾向を診て頂きます。、
5日(日)12R
1着馬 ◎◆
2着馬 ◆
3着馬 ◎
19日(日)12R
1着馬 ▼
2着馬 ◎◆
3着馬 ▼
◎=キングマンボの血を組成内に持っている馬。
▼=父ステイゴールド系。
◆=グレイソヴリン系を組成内に持つ馬。
6頭すべて、いずれかの印が付いた馬でした。
キングマンボ、
ステイゴールド、
グレイソヴリン。
いずれもスタミナとパワーをバランス良く強調する筋で、中山の芝2500mへの相性も◎ですが、今開催も人気馬中心とはいえこれらの筋を有する馬の台頭が目立つ状況です。
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