毎日王冠の穴馬探し

「毎日王冠」の
穴馬探しをお届けします。

毎日王冠は
日曜に東京1800mで
行われる伝統のG2重賞。

天皇賞・秋の
重要な前哨戦となります。

さっそく、毎日王冠の
ポイントを記します。

【ポイント1】「マイラー」がかなり強いレース

→近年の毎日王冠は
「マイル重賞」での
好走実績を持つ、いわば
実積十分のマイラーの
好走が目立ちます。

近5年好走馬15頭の
(毎日王冠の前までの)
マイル重賞での実績を
診てください。

17年1着馬 0.0.0.1
17年2着馬 1.1.1.4
17年3着馬 0.0.0.1(安田記念4着)
18年1着馬 1.3.0.2
18年2着馬 0.2.0.0
18年3着馬 出走ナシ
19年1着馬 出走ナシ
19年2着馬 1.4.0.4
19年3着馬 2.0.0.2
20年1着馬 2.0.0.0
20年2着馬 0.0.1.1
20年3着馬 出走ナシ
21年1着馬 1.0.1.0
21年2着馬 1.0.0.2
21年3着馬 出走ナシ

このように15頭のうち
10頭が、マイル重賞で
すでに好走した実績を
持っている馬でした。
(17年3着馬を含む)

つまり近年に限ると
馬券に絡んだ馬のうち
「3分の2」が
マイラータイプ、と
いうことなのです。

昨年も、一昨年も、
該当馬ワンツーでした。

近年は昔と違い道中が
ユルめに流れることが
かなり増えましたので
距離ぶんのスタミナは
要しません。

それよりも、強じんな
マイラーが備えている
鋭い瞬発力や機動力が
効くレースと化しており、
ここ数年はマイラーの
台頭が増えている、と
いうことなのでしょう。

今年も、出走各馬の
「マイル重賞実績」の
チェックは欠かせません。

【ポイント2】母父ストームキャットが爆走中

→タイトルどうり。
母父ストームキャットの
馬が、下記のように
2015年以降で括ると
(3.2.0.1)。ほとんど
完璧に走っています。

15年1着 エイシンヒカリ   1番人気
17年1着 リアルスティール  3番人気
17年2着 サトノアラジン   5番人気
19年1着 ダノンキングリー  1番人気
20年8着 ワンダーブチュック 10番人気
21年3着 ダノンキングリー  2番人気

マイル戦、速い芝、
瞬発力勝負に向いた
血筋ですので、下記の
【ポイント2】で記した
ように「マイル適性が
かなり問われる」うえに
高速決着で瞬発力勝負に
なりやすい毎日王冠で
この血の力が活きやすい、
という事なのでしょう。

【ポイント3】基本的には休明けの実力馬がとても強い

→近10年の出走全馬の
前走別成績を診てください。

▼中山記念   複勝率100% 1.0.1.0
▼NHKマイル 複勝率25% 1.0.0.3
▼ダービー   複勝率50% 2.2.0.4
▼安田記念   複勝率26% 2.3.2.20
▼エプソムC  複勝率42% 2.1.2.7
▼宝塚記念   複勝率25% 0.1.1.6
▼香港QE2  複勝率50% 1.0.0.1
———————————
札幌記念   複勝率22% 1.1.0.7
関屋記念   複勝率40% 0.2.0.3
新潟記念   複勝率22% 0.0.2.7

▼=春の重賞ですが、
前走が▼印のレース=
いわゆる休明けの馬が
強いことが分かります。

近10年の好走30頭中、
22頭に▼印が付きました。

連対馬で診るとさらに
当傾向が顕著。30頭中、
16頭が▼印の馬=
休明けの馬。近6年続けて
休明け馬のワンツー。

秋の中山&阪神(中京)では
「直前の夏競馬で勢いを
つけてきた上がり馬」の
勢いがまだ効きますが、
東京&京都(阪神)の
本格的な秋競馬になると
実力馬が本腰を入れて
始動してきますので、
夏の上がり馬の勢いが
さすがに通じづらくなる…
とも言えるワケです。