「函館記念」の
穴馬探しをお届けします。
2022年の函館競馬も、
いよいよ次週末で
フィナーレ。
函館記念は最終日=
7月17日(日)に
芝2000mで行われる
G3ハンデ重賞です。
さっそく、今年の
函館記念のポイントを
お伝えします。
【ポイント1】前走「巴賞」組の狙いどころは… |
→近10年の函館記念の
「前走」別・成績を
診てください。
GIレース 複勝率20% 0.1.2.12
—————————–
目黒記念 複勝率23% 2.1.0.10
新潟大賞典 複勝率40% 1.1.2.6
エプソムC 複勝率25% 2.1.0.9
鳴尾記念 複勝率27% 2.0.1.8
リステッド 複勝率13% 0.0.1.7
巴賞 複勝率15% 1.5.2.47
—————————–
条件戦 複勝率17% 0.0.1.5
このように、巴賞を
経由してきた馬の
成績が低調です。
巴賞=函館記念の
重要なステップ戦で
あるにもかかわらず、
です。
しかし注目すべきは
そんな巴賞組の内訳。
下記を診てください。
近10年の函館記念で
★前走巴賞で連対した馬 0.0.0.15
★前走巴賞で連対しなかった馬 1.5.2.32
このように、前走の
巴賞で「連対した」馬は
函館記念で15頭出走して
(0.0.0.15)と全滅。
しかし、前走の巴賞で
「連対しなかった」馬は
近10年の函館記念で
8頭が馬券に絡んで
いるのです。
前哨戦の巴賞で好走=
不吉なサイン。逆に
前哨戦の巴賞で凡走=
函館記念で好走できる
可能性を残している、
というコト。
「巴賞→函館記念」は
中1週。いくら滞在戦と
いっても、オープンの
巴賞を使うと体力消耗も
大きく、そこから僅か
中1週の函館記念では、
体調的に厳しくなる面も
あります。
ゆえに、巴賞を全力で
走って連対してきた馬では
厳しいものの、巴賞を
適当に(?)叩き台的に
走って負けてきた馬なら
本番で反撃する可能性は
ある、というワケです。
【ポイント2】前走リステッド組が苦戦 |
→上記【ポイント1】でも
記したとおり、前走で
リステッド戦を使ってきた
馬の成績が(0.0.1.7)と
不振です
【ポイント3】とにかくヒモが荒れるレース |
→当レース近10年の
「2着・3着」20頭中、
18頭が7番人気以下の
人気薄です。
12年2着馬 8番人気
12年3着馬 7番人気
13年2着馬 7番人気
13年3着馬 8番人気
14年2着馬 8番人気
14年3着馬 7番人気
15年2着馬 10番人気
15年3着馬 7番人気
16年2着馬 13番人気
16年3着馬 9番人気
17年2着馬 14番人気
17年3着馬 7番人気
18年2着馬 7番人気
18年3着馬 13番人気
19年2着馬 9番人気
19年3着馬 3番人気
20年2着馬 13番人気
20年3着馬 3番人気
21年2着馬 14番人気
21年3着馬 12番人気
ここまで人気薄ばかり
絡む重賞はさすがに
珍しい感。
JRAの重賞で屈指の
「ヒモ荒れレース」と
言えましょう。
基本的に1着は荒れない
ことが多め。近10年の
1着馬の人気順は4・3・
2・3・3・5・5・1・
15・2です。
しかしヒモは荒れます。
昨年も2→14→12番人気。
いかにも函館記念らしい
ワンツースリーでした。
人気馬を軸に、
「ヒモ穴」へ流す馬券を
意識したいレースです。
【ポイント4】外枠不振 |
→近10年の枠別成績を
診てください。
1・2枠 複勝率28% 3.4.4.28
3・4枠 複勝率23% 5.4.0.31
5・6枠 複勝率10% 1.1.2.36
7・8枠 複勝率15% 1.1.4.34
このように1~4枠で
8勝16連対をマーク。
対して5~8枠は
2勝4連対ですから
成績の違いは歴然です。
函館競馬の最終日に
行われるレースですから
もっと外枠馬の台頭が
多くてもいいようにも
思うのですが、たとえ
最終週でも近年の函館は
さほど外有利の馬場と
なっていないコトを現す
当データとも言えます。